頚椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニアとは、 頚の椎骨と椎骨の間に亀裂が入り、椎間板が飛び出して周りの軟部組織を圧迫して痛みやしびれなどの症状を引き起こします。
頚椎は7つの椎骨からなります。 椎骨と椎骨の間に、クッションの役目を果たす椎間板が挟まれていて それが飛び出して(ヘルニア)神経や血管、脊髄などを圧迫し、首、肩、腕の痛み、しびれをもたらします。
好発年齢は40才以上で、好発部位は頚椎の5、6、7番です。
〈原因〉
20才代から椎間板の変性がはじまり、そのうえ、日頃の不良姿勢や運動負荷により線維輪がふくらんだり、亀裂が生じて中身である髄核が外にはみ出します。 この結果、脊髄や神経根などの組織を圧迫して症状があらわれます。
①神経が脊髄で圧迫を受けているのか、
②神経根で圧迫を受けているのか によって現れる症状が異なります。
①脊髄が圧迫されていると 手足の感覚と運動障害が出てきます。 箸がうまく使えなかったり、手指の細かい運動ができません。 また、両下肢が無力で階段を下りるのがつらくて痙性歩行になります。 ひどい場合排泄の障害もでてきます。
②神経根が圧迫されますと、 主に後頸部から手、手指にかけての痛みがあらわれます。 この痛みは頸部を反らすようにすると強まるのが特徴で、これは神経根の圧迫がますます増強されるためです。
〈生活上の注意点〉
痛みが進行している場合や強い場合は安静にしましょう。
症状の強い場合、発症直後から頚椎装具を装着し、頚椎の動きを制限します。 (頸部を反らすと神経が圧迫されるので後屈をさけて)
就寝時は枕をやや高くして、あごを軽くひくようにして寝ましょう。
また、手指の運動(グーパー運動)や肩関節の運動、歩行訓練を早い段階からはじめたほうがよいでしょう。
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